登録商標「竹二作」 多鹿治夫鋏製作所

伝統の技で鍛え上げた「竹二」の播州ラシャ切鋏


サイズ表記と実寸が違う理由

商品紹介の所でも実寸図をいれていますが、サイズ表記されているものと実寸が違うということについて、よく問い合わせがあります。
鋏のサイズは「寸」の表記や呼び方が通例です。今でもその呼び方が良く使われているのですが、一般的に一寸が何センチか知っている方はあまりいないと思います。ですので、最近は(特にHP内で販売している店など)ミリ単位で呼ぶことが多くなっています。

ただ、そこで問題が出てきます。一般的なサイズは八寸と呼ばれるものです。 このサイズは尺貫法に戻すと約240mm、というわけで一般的な表記は240mmとすることが多いのですが、実は正確に言うと240mmより長いことが多いのです。

何故こんなことがおこっているのかということは、まず手仕事であることが大前提としてあります。一丁ずつ手作りなので、少しずつ形状は異なります。 考えられる原因としては、鋏の柄(え)の部分と先(刃の部分)を溶接でつなぎ合わせて鋏の形を作っていくのですが(作業工程は今後ご紹介する予定です)そのそれぞれのパーツの形状が変化してきたことにより長くなった。あとは、昔から続いてきたことなので、今、急に長さを正確にすることは難しいということが挙げられます。

お客様の中には正確なサイズの鋏が必要。この長さの鋏が必要とおっしゃる方もいます。その時には先を削ったりして特注で対応をしておりますが、かなり手間もかかりますので、長い鋏を使って頂き、少し手に馴染んできた所で一度研ぎなおしに出してもらいちょうどよい長さにしていかれると良いのではなんて思います。(勝手な考えですが…。)

もし今後、刃物の購入を検討されている方がいらっしゃったら表記サイズと実寸の違いに注意されると良いかもしれせんね。


多鹿治夫鋏製作所

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